言葉の意味には2つある
とりあえず書き始めます、こんな時間に(笑)
え~と、何から書こうか。。。
言葉の意味の話からいきますね。
言葉には意味がありますが、
僕は、いや、他の先生方も言ってるのかもしれないけど、
ま、とりあえず僕は『2種類の言葉の意味』があると思っています。
①辞書的意味
②言葉を発する人が込める、無意識的な意味
で、今日は②のお話をします。
言葉の意味には、辞書的意味以外に、
潜在的な無意識に与える意味があるんじゃないかと思っています。
例えば【改革】という言葉。
業務を改革しようなんて、会社ではよく飛び交いますよね。
もしくは【改善】という言葉も。
辞書的意味は、『制度などを改め変えること』だそうで、
この【改める】という意味には、
1 新しくする。古いもの、旧来のものを新しいものと入れ替える。「日を―・める」「第一項は次のように―・める」
2 悪い点、不備な点をよいほうへ変える。改善する。「態度を―・める」「悪習を―・める」
3 服装や態度をきちんとする。「居ずまいを―・めて拝聴する」
4 正しいかどうか詳しく調べて確かめる。吟味する。「罪状を―・める」「財布の中身を―・める」
というのがあるそうです。
特に、2の『悪い点を良いほうへ変える』という意味が強く思うんですね。
で、
例えば【改革】と聞くと、
〔「易経革卦」による。「革」はあらためる、「命」は天命の意〕
だそうで、
改革・革命、という言葉の意味はご理解いただけたかと思います。
これは『辞書的意味』ですね。
で、
この言葉の裏には「どんな意味が隠れているか?」を考えるのです。
それが、【言葉を発する人がその言葉に込める無意識的な意味】の話です。
コミュニケーションについては別途話しますが、
コミュニケーションもいろんな種類があって、
言葉のコミュニケーションだけではなく、
無意識同士のコミュニケーションや、
五感同士でのコミュニケーションなど、
『非言語コミュニケーション』が沢山あるんですね。
で、
例えば、会社で『業務改革』という言葉が大々的に出たとします。
とすると、辞書的意味で考えれば、
「業務を良い方向に変えていく」という意味になりますが、
無意識的には
『今までの業務は悪かった。だから変えていくんだ』という
悪い自己否定を込めたメッセージになるんですね。
今までの業務を否定するということは、
今まで業務を行っていた人や業務そのものを否定する、
すなわち【無意識的に全否定】を行うことになるのです。
ここまでの話を踏まえて、冷静に考えてくださいね。
『改革』という言葉が世の中にあふれかえっていますよね。
政治、経済、会社、などなど。。
この『改革』という言葉が独り歩きする時代に、
果たして人々は本当によくなったと実感できるでしょうか?
これまで生きてきた何年、何十年を全否定されていると、
無意識がとらえているというからくりを知らない人たちが、
本当に心の底から幸せを感じれるはずがないですよね。
僕は時代が変わったという風潮は、
このような言葉の持つ威力・脅威を理解されないまま、
昔から使い続けている人たちに原因があるのではと思うのです。
言葉は時には人を成長させる起爆剤にもなるし、
時には人をダメにしてしまう凶器にもなります。
それを理解して、言葉を選んで、
もっと言葉の意味を理解して勉強して、
毎日の奇跡や倖せに感謝することが必要だと思います。