みんな『ミカタ』
先週日曜日に静岡県の掛川新茶マラソンに参加してきました。
フルマラソンで、最後30キロを過ぎると標高差100mを上るという、
ドM心くすぐられる、かなりタイトなレースでした。
結果は、5時間14秒と、少し悔しい記録ではありましたが、
30キロを過ぎても歩くことなく走り切れたので、良かったなー、という気分です。
このマラソン大会でいろいろ勉強になったことがあったのですが、
とくに勉強になったのはタイトルのみんな『ミカタ』ということです。
例えば、南風。
コースはいったん海側まで下り、海沿いを少し走ってまた北向きに戻るというコースなのですが、
南に向かっている最中は、南風は向かい風でしかありませんから、これって苦痛です。
しかし、北向きに進路をとっているときは、南風は自分の背中を押してくれる追い風です。
最初はつらいと思っていても、実はミカタだったりする。
例えば、坂道。
確かにコースはタイトで厳しい、最後の10km上りなんて、とんでもない。
でも、ゴールした瞬間に、このコースで5時間で走れるとは思っていなかったのに、
自分は5時間程度で走れるという実力を知ることができた。
このコースでなければ味わえない達成感を演出してくれた、
この坂道って自分にとってはミカタです。
曇り空だってテンションは下がるけど、走る男にとっては涼しくていい気持ちとか。
そう、気持ち次第で全部ミカタになるんです。
日常生活の苦痛って、最初は敵だと思ってた。
自分のためにならない不条理なことばかりだから。
でも、人間関係だって、ツイてないことだって、
なんだって、自分のために起こっているんだ、って考えてしまえれば、
全部ミカタなんです。
明日以降も起こることって、全部が全部ツイテないことばかりじゃないんです。
みんな、ミカタ。
信じていればいいことあるよ。きっとね。